本スクールの名称でもあり、私たちの教育理念ともなっている言葉は「リカレント」です。この言葉には「循環する/回帰する」という意味もあり、転じて社会人教育の用語として使われるようになりました。私たちのスクール名もそしてロゴマークもこの「リカレント」にちなんだものです。「リカレント」教育とは、スウェーデンの故パルメ首相が提唱した用語で、今では「社会人の再教育」を意味するようになっています。私たちの教育スローガンは、この言葉通り、社会人または学生の方を対象に、学校教育では提供できなかったり、不十分であったりする教育サービスを提供することです。
いつでも（Everyday）、どこでも（Everywhere）、だれにでも（Everybody）、質の高い教育を（Quality）、適切な価格で（Value）提供することが、私たちの目標です。
例えば、講師が実務経験者であるということは出発点にしかすぎません。「名選手が必ずしも名コーチならず」です。カリキュラムの内容・指導方法を体系化して、すべての人に同じ水準の教育サービスを継続して提供することこそ、私たちの目標とするところです。
産業革命以来とも例えられるデジタル革命のまっただ中にある時代。学校教育だけで長い人生を乗り切るのは、困難なことは明白です。私たちは、皆さんが、今ある自分とは違う自分になりたい、昔の夢を今からでも追いかけたい、そういう時に、いつでも必要な知識、技術、資格を提供するそういう教育サービス機関でありたいと願っています。
1996年4月スクール名を『リカレント』に改称するにあたって
リカレントは2006年4月で創立20周年を迎えることができました。 提供する講座も創立時のPC講座から始まり、時代を経ると共にCAD講座、DTP講座、インテリアコーディネート講座、カラーコーディネート講座、インテリアCAD講座、WEB講座と開講し、さらに近年は福祉住環境コーディネート講座、雑貨コーディネート講座、照明・商空間デザイン講座やキャリアカウンセリング講座など10講座に拡大しました。
いつでも（Everyday）、どこでも（Everywhere）、だれにでも（Everybody）、質の高い教育を（Quality）、適切な価格（Value）で提供すること ＜1996年4月の宣言＞ を目標として、スクールは日々運営されてきました。リカレントは今日、年間約2500名の会員が入会し、現会員数約1万名、卒業生総数は約3万人を超える日本でも有数の「社会人のための再教育(＝リカレント）機関」として着実に成長を遂げています。
リカレントの創立以来変わらぬ教育の基本姿勢は、「人」が「人」を教育することを通して真のプロフェッショナルな人材を育成するというものです。リカレントが提供するのは、「テクニカルスキル」や「高度なライセンス」だけではありません、デザイナーやコーディネーター、カウンセラー、さらにはエンジニアに必須の「ヒューマンスキル」の育成にも力を注いできました。特にその中心となる「コミュニケーションスキルの涵養」には、スクールをあげて取り組んでいます。社会で認められ実力を発揮するためには、そのベースにしっかりとしたヒューマンスキルもまた備えている必要があると、創立時からリカレントは考えてきたからです。そのための「就職完全対策講座」の全員への提供など、リカレントはさまざまな教育プログラムの提供を通して、会員の方の総合的なスキル向上に全力で挑戦しています。
リカレントの教育は講師だけが行うものではありません。会員希望の方が、「リカレントに接触した瞬間から私たちの教育サービスは開始されている」と考えています。最初に応対するスクールカウンセラー（SC）から始まり、入会後の講師はもちろんの事、クラス担任、事務局の職員、あるいはキャリアカウンセラー（CC）にいたるまで、リカレントの全員が会員の方とコミュニケーションをとることを通して、会員の方の成長に貢献したいと考えています。ですから、たとえばセミナーに参加され、あるいはスクール見学をされた後で、例え入会されなかったとしても、私たちの教育サービスはすでに開始されているのです。これがリカレントの教育方針であり、スタッフの心得の指針です。
私たちのゴールは、会員の方の「合格」であったり「就職決定」だけにとどまりません。 リカレントがめざしているものは、会員の皆様がよりよい人生を選択するためにスクールを修了後も10年、20年と継続して活躍できる高度で総合的な「技術力」と「人間力」の養成を手助けをすることです。リカレントに入会して本当に良かったと、卒業後も思えるスクール作りを推進していくことが何より重要だと考えています。そのためにリカレントは「永久会員制」を採用しています。卒業後も会員の皆さんを支援し続けることがわれわれの願いです。リカレントはわれわれに関心を寄せていただいたすべての方に「期待を上回る驚きと成果」を提供できる教育サービス機関であり続けるために、これからも前進することを皆様にお約束いたします。
